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Googleとau/EZwebの提携

とっくに報じられているように、GoogleとKDDIが提携し、Googleの各種サービスがEZwebのオフィシャルから利用可能になるということで、各所にあれこれ反応が表れてるわけですが。昨日開催の発表会で具体的な内容が明らかになったので、うちも便乗して、珍しく時事なネタに反応してみようかなと。

こっちのエントリーに書くからには、まず注目は、あるのかないのかよくわからない、携帯向けPCサイト変換サービス業界なわけですが。広告収入など、主に集客に依存したなんらかの営利事業としてサービスを提供しているところにとっては、結構な痛手になるのかなあと思ったり。いわゆる勝手サイトを利用する度合いは、総じてauの利用者が多いと言われていて、実際うちのスクリプトを直接利用いただいているうちの、概ね半数以上はau端末だったりするわけですから、潜在的なニーズも含めると、オフィシャルのサービスにかなりの集客を奪われるのかなと。これが旧ボーダフォンだったらなんの影響も(ry

かつて、GoogleのMobile Proxy(現在は「Website Transcoder」と言ってるらすい)と言えば「使えねえ」が定評だったわけですが、リニューアルされた新型のトランスコーダは、従来版の欠点の幾つかが改良されていて、実際殆どのウェブページの閲覧には支障はないものになってます(この久しぶりのリニューアルは今回の提携の布石のひとつだったのかな)。
また、EZweb版Googleの検索は、公式サイト、勝手サイト、及びPC向けのサイトに対して横断的に行われ、検索結果のサイトへ遷移する際は、Webサイトトランスコーダ経由のEZwebで表示するか、PCサイトビューアー(Opera)で表示するかを選択できるといった、便利な仕組みも提供される模様で。
基本的な機能面で、GoogleのWebサイトトランスコーダと既存のサービスとを比較すると、特に、積極的に改良を重ねている幾つかの既存サービスについては、Googleのものより優れてたりするわけですが、前述のように、Googleのものでも、殆どのウェブページの閲覧には支障がないわけで。そして、オフィシャルならではの利便性や、ユーザに与える安心感などが強力な魅力になるであろうことを考えると、やはり既存サービスは、ファイルシークの動画変換のように、Googleのものにはない(そして他者にもない)差別化を図らないと、現状の維持と発展は難しいのかなと。ただし、ファイルシークのように明快なアドバンテージがある場合は、こうしたサービスの認知が広がることで、逆に商機が増すのかもしれないなと思ってみたり。

ところで、auの思惑は明らかに、PCSVの利用を促進することによって客単価を引き上げようというものなわけですが。フルブラウザ類の登場により、まもなく消滅するだろうと思われていた携帯向けPCサイト変換サービスは、しかしダブル定額制という選択肢が用意されたことで、パケット代金の削減という目的であらためて注目され、新規の参入さえ登場する状況になったりしてるわけです。
そういう意味では、au的にはGoogleのWebサイトトランスコーダには「そこそこの機能」で留めておいて欲しいのだろうなと予想され、一方のGoogleも、Webサイトトランスコーダを、例えば認証の類とかまで対応する気はない筈で。ユーザがパケ代に留意する必要がある限り、このような、Googleのものが対応していない部分までを求めるニーズは存在し続けるのかもしれませんわね。

携帯向けPCサイト変換サービス業界以外でも、今回の既存の事業者に対するデメリットという点では、これまでEZweb向けのサイトは有料で、一方PC向けには、ほぼ同じ内容を無料で提供してきた事業者にとっても同様かも、という点は、既に各所で語られている通りですね。
サービス内容にマルチメディア系のコンテンツを充実させているところは、それで差別化を図れるだろうけど、テキストや静止画主体のサービスは辛いかも。とは言え、PC向けのサイトは、利用者に対しては無料でも実際は広告収入によって運営(の一部)が賄われているケースが大半なわけで、au端末からのアクセスが加わることによって、広告収入の面ではプラスになると考えるところもあるのかも。

さて、今回の提携とその発表会は、技術方面にはあまり斬新な話題はないわけですが、ひとつだけ。
ITmediaの記事に、KDDIの発言として、Webサイトトランスコーダは「Flashなどの場合は静止画にして表示する」とあったりするのだけど、これは現状のWebサイトトランスコーダでは確認できないわけで。そういう機能が追加されるのか、はたまたKDDIの勝手な妄想なのかは不明ですが、自分の知る限り、既存のサービスはFlashを完全に捨てており、こういうことをやってるところは無いので、実現されるなら興味深いのだけどどうなんだろ。てゆうか、どのフレームを静止画にするつもりなのさ?

一方、今回の発表で明示されているわけではありませんが、Googleがこれを契機に携帯電話向けサービスに本腰を入れるのであれば、Googleカレンダーのような、現在Ajax対応のクライアントでしか利用できないサービスも、Gmailのように、Ajaxを利用しないバージョンが提供されるかもしれないわけで、それはちょっと期待したいかなと。ただ、現在のGmail Mobileのように、外部サイトへのリンクが全てWebサイトトランスコーダ経由に変換されるのは勘弁して欲しいなあ。あっ、Gmail MobileがCookie必須な、ドコモユーザは使えませんよ、という仕様になってるのは、今回の提携の布石だったのか?


2006/05/19

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コメント

AUでもGMAILMOBILE使えないです><

Posted by POさん at 2006/05/21 03:46

そうなんだ~。ドコモ排除説は妄想でしたか。
考えてみれば、KDDIはPCSVを使わせたいわけで、そうなるとGmailもEZwebには対応してないほうが都合がいい???

Posted by ucbさん at 2006/05/21 11:41

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