トップページ

2005年06月04日

夜明けのあれこれ

ハビエル・イルレタ氏の退団が遂に正式に決まったそうで。こちらに掲載された惜別の言葉を読んでちょっとウルウル。個人的にはなんといっても、昨夏にコルーニャで素敵な日々を過ごす機会を与えてくれたのは、この方なわけで、昨今のデポルの事情を考えれば致し方ないのでしょうが、残念なことではあります。
万が一ハラヒロミが退団ということになった折には、是非極東の地にバスク魂を運んできていただきたいものだと妄想してみたり。

☆☆☆

さて、フル代表はいつも通りの芸風だったわけですが、おいら的本日のメーンエベントである、前田和也主演の、フランス対ニッポン@ツーロンがただ今絶賛開催中。結構な映像がおフランスダイレクトで見れるんだから、インターネットってステキだわん。
ところで試合の中身はと言えば、ラッキーなPKで先制したものの、殆ど攻め込まれっぱなしの展開にどーなることかと思ってたら、たった今同点弾を喰らいますた。
このままドローで終われれば御の字なんだが、そんなわきゃない悪寒。

☆☆☆

この試合の前には、代表戦を尻目に、GAORAでスーペルリーガの最終節、ボアビスタとベンフィカの一戦をホゲーっと眺めてますた。ボアビスタのホームゲームだというのに、スタジアムは真っ赤っかで、完全なホームジャック状態。前節のルスでの、異様なまでの熱狂といい、やっぱこのチームは、なんだかさいたまのチームを思い起こさせるわい。
そういえばこっちも、トラパットーニが退団だそうで。トラップのサッカーは、個人的には決して好みではなかったのだけど、新しい監督はどんなチームを作ってくることやら。来季のスーペルリーガの楽しみのひとつであります(てゆうか来季も放送はあるのだろうか?)。

☆☆☆

スポーツナビに、市之瀬敦氏による今季のスーペルリーガの総括が掲載されていた。なるほど「5/14」にはそういう因縁までもがあったのか。
まあ、なんにせよ今年のスーペルリーガはとても面白かった。FCポルトが栄華を極めた時代は、ジョゼ・モウリーニョの退団と共に終わり、「3強」の時代が復活するどころか、他のチームもとても魅力的な戦いを繰り広げていた(いかんせんハイライト番組が中途で打ち切られてしまったため、後半はそうしたチームの戦いを堪能することは難しくなってしまったのだけど)。
ジョゼ・ペセイロが2年目となるスポルティングを始め、来季のスーペルリーガはホントに楽しみだ(で、放送はあるのか???)。

Category: FC東京, ガリシアの蹴球, ポルトガルの蹴球
Posted 2005年06月04日 04:47

2005年05月19日

VIVA!スポルティング!たとえ敗れようとも!

それは神様だった
吹く風に声を与え
青空に光を与え
海の波を青くいろどったのは………

それは神様だった
私の胸のうえに哀しみのロザリオを置いたのは

私はその珠をほぐしながら
歌おうとして泣いている

アマリア・ロドリゲス Amália Rodrigues
神様 Foi Deus(Alberto Janes 作 / カフェ・ルーゾのアマリア・ロドリゲスブックレットに掲載されている濱田滋郎の訳)より

猛烈なプレッシャーから奪ったボールを華麗に繋ぎ、圧倒的に攻め込み続けるスポルティング・リスボン。それに酔いしれ沸き立つ、エスターディオ・ジョゼ・アルバラーデXXIを埋めた地元の観客たち。しかしそんな前半は、実際には極めて危険な予兆に満ちていた。
あまりにも攻め急ぎ過ぎているのだ。こんなプレイが最後までもつわけがない。
一見ひどく劣勢に見えるCSKAモスクワは、おそらく、体力を温存し、被害を最小限に留め、相手が疲れた頃に一気に牙を剥くべく、そのときを虎視眈々と狙っている。それが、ここまで勝ち進んできた彼らの戦い方なのだから。そして実際、一見試合の大部分を支配しているかのように見えるスポルティングは、CSKAのペナルティエリアの中では決定的なチャンスを作ることができないでいる。
それでもジョゼ・ペセイロのチームは、猛攻を繰り返し続けることを止めようとはしなかった。なぜなら、それが彼らの戦い方なのだから。常に攻撃的な姿勢を示し、攻め続けることによって、彼らはここまで辿り着いたのだから。
CSKAがスポルティングの攻撃を凌ぎきるか、スポルティングが大量得点を奪うか、前半のその結果次第で試合の行方は決まる。そして結果、スポルティングが前半のうちに上げることができたゴールは、(ペナルティエリアの遥か彼方から放たれた)幸運なミドルシュートによる1点に留まったのだった…。

実にスポルティングらしい試合だった。
相手がどうであれ、自分たちのサッカーを貫き、愚直なまでに攻め続けることを厭わない。今季これまで、僕らを楽しませてくれたスポルティングのサッカーは、この晴れの舞台でも変わることはなく、いやむしろ、良くも悪くも今季のスポルティングの集大成的な戦いぶりであった。そして僕らは、危険な予兆を察知しながらも、あるいは、もっと効率のいい戦い方ができないものかなどと不平を垂れながらも、眼前で展開される攻撃サッカーの魅力に抗うことができないでいる。
それは、まがうことのない至福の時間だった。

こうしてスポルティングの2004/05シーズンが終わった。
ジョゼ・ペセイロのチームは、スーペルリーガとUEFAカップの両方に王手をかけながら、結局どちらも得ることができなかった。しかしそれでも、今季のスポルティングがとても魅力的なチームであったという事実は揺らぐものではない。
願わくば、週末のスーペルリーガ最終節で来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保し、今季果たせなかった夢の実現に、あらためて邁進せんことを。
ジョゼ・アルバラーデの夢に少しでも近づかんことを。

Category: ポルトガルの蹴球
Posted 2005年05月19日 23:49

2005年05月10日

ジョゼ・アルバラーデの夢

このクラブが、いつかビッグクラブになることを願おう
ヨーロッパの偉大なクラブに匹敵するビッグクラブになることを

ジョゼ・アルバラーデ José Alvalade (1906)

全ての舞台は整った。

先週のUEFAカップ準決勝の2戦目、敵地アルクマールデルホウトに乗り込んだスポルティング・リスボンは、奇跡としか言いようのない(一方のAZアルクマールにとっては悪夢としか言いようのない)ゴールによって、遂に決勝の舞台である自らのホームスタジアムへの凱旋を決めた。

そして今朝未明(現地では月曜の夜)に行われたスーペルリーガ第32節の、残りの1試合で、スポルティングはヴィトーリア・ギマライシュに勝利した。
土曜日に先立って行われていた試合で、これまで首位を維持してきたベンフィカが敗れていたため、スポルティングはベンフィカと勝ち点で並び、そして、圧到的な攻撃力の成果である大量の得失点差は、遂にスポルティングをスーペルリーガの首位に押し上げたのだ。

クラブ
Sporting6118776431+33
Benfica6118774930+19
FC Porto58161063625+11
Sp. Braga5716974325+18

これで今週末からの1週間は、スポルティングにとって極めて重要なものとなった。

まず日曜日、スポルティングは、その永遠のライバルであるベンフィカの本拠地、リスボンの北西に聳え立つ真っ赤っかな「光のスタジアム」、エスターディオ・ダ・ルスに乗り込む。伝統のダービーマッチだが、今回は単にダービーであるというだけではない。スーペルリーガの優勝の行方を左右する一戦なのだ。もしスポルティングが勝てば、他のクラブが逆転できる可能性は限りなくゼロになり、スポルティングの優勝がほぼ確定する(ルスで暴動が起きないことを祈ろう)。

翌水曜日、スポルティングは、その創設者の名が冠せられた、エスターディオ・ジョゼ・アルバラーデXXIでUEFAカップの決勝を戦う。スポルティングが国際大会で決勝を戦うのは、1963/64シーズンのカップ・ウィナーズ・カップ以来のことだ。対戦相手は「アブラモビッチ・クラブ」のひとつCSKAモスクワ(悪名高いCSKAのサポーターが、モスクワでの準決勝のときのような狼藉を働かないことを祈ろう)。

そして次の日曜日には、再びアルバラーデで、スーペルリーガの最終節が開催される。もし前週のリスボン・ダービーでスポルティングが引き分け以下なら、優勝の行方はここまでもつれ込むことになる。

もしも、アルバラーデでのUEFAカップ決勝に勝利し、スーペルリーガとの二冠を達成できれば、今シーズンは、スポルティングの歴史上最高のシーズンのひとつとして記憶されることになるだろう。もっとも、まだなにも獲得したわけじゃない。2001/02シーズンのバイエル・レバークーゼンのように、結局は無冠のまま終わってしまうかもしれない。

しかし、とにかく全ての舞台は整った。
今から99年前、ポルトガルが王政から共和制に移行しようとする変革の時代に、リスボンの北東、カンポ・グランデの地で産声を上げたクラブは、その設立にあたって創設者のジョゼ・アルバラーデが語った夢の実現に向け、着実に歩を進めてきた。後は、信じるだけだ。

Category: ポルトガルの蹴球
Posted 2005年05月10日 22:11

2005年04月16日

アルバラーデに誘われて ~ スポルティングとUEFAカップ

スポルティングキタキタキタ━━━━━━(゚∀゚≡゚∀゚)━━━━━━!!!!

UEFAカップ準々決勝の第2戦で、スポルティング・リスボンが、ニューカッスル・ユナイテッドFCに4-1で劇的な逆転勝ちを収め、準決勝進出を決めた。

Estadio Jose Alvalade XXI UEFAチャンピオンズリーグの残念賞と揶揄され(事実だけどな)、今年はテレビ中継すらなく(GAORAの「週刊サッカーナビ」で、1ヶ月近く遅れて放送されるダイジェスト映像のみ)、今や誰も興味ないであろうUEFAカップですが、どっこい我が家は大盛り上がり。
我が愛しのスポルティング・リスボンが勝ち進んでいるからではありますが、なんてったって今年のUEFAカップの決勝会場は、スポルティングのホームスタジアム、現代スタジアム建築の粋を極めた壮麗な芸術品、エスターディオ・ジョゼ・アルバラーデXXIなんですよ、お客さん!
記憶に新しいところでは、小野伸二が移籍した年のフェイエノールトが、やはりホームのデ・カイプでUEFAカップの優勝を飾ったわけですが、例えばあれだ、ガスサポなら、ファイナルが味スタで開催されるACLとかに、FC東京が勝ち進んでるようなもんだ。そりゃ萌えるさ!

セント・ジェームズ・パークでのファーストレグで完封負けを喫したときには、自慢の攻撃力もしょせん井の中の蛙だったのか、それとも、守備がザルなチームにしては、アウェイで最小限の被害に留めたのをよしとすべきかと思っていたら、セカンドレグでは、先制され、突き放され、アウェイゴールまで奪われちゃいながら、そこから怒涛の大量得点で逆転と、いかにもこのチームらしい大雑把な戦いっぷり。なんにせよ、ミドルズブラとニューカッスルのイングランド勢2連荘という、キツイ山を勝ち進んだのは大きい。
準決勝の相手は、スポルティング同様爆発的な攻撃力を誇る筈のビジャレアルを打ち破った、オランダのクセモノAZ。さてさてどうなることやら。

ところで、もしスポルティングが決勝に勝ち進んだ暁には、リスボンまで行っちゃいそうな勢いなわけですが、チケットはどうなっているのやらと思ったら、uefa.comで来週月曜まで抽選申し込み受付中。チケットの現物は直前に郵送されてくるそうで、いくらになるのか見てみたら、こんなん出ますた。

Category 4 x 1€25.00
Administrative Charge€2.50
Mailing Cost€45.00
Total€72.50

チケットが25.00ユーロで、手数料と送料が47.50ユーロって、送料ボリ過ぎだろ(笑)。
ところで、チケットの販売概要はこちらなんだけど、昨年ナビスコカップの決勝チケット争奪戦で死闘を演じさせられた身からすると、非常に合理的かつ明快で感服してしまった。

さて日程なんですが、決勝は5/18の水曜日なんだけど、ところがどっこい直前の5/15の日曜日には、スーペルリーガの大一番、スポルティングとベンフィカのリスボン・ダービーがあるんですよ、お客さん!残念ながらベンフィカのホームゲーム、悪趣味まる出し真っ赤っかなルスが会場なんですがね。
今年のスーペルリーガは混戦に混戦を重ねていて、現時点では首位がベンフィカ、そして勝ち点3差でスポルティングが2位。この日のダービーが優勝の行方を左右する可能性は極めて高いので、もしUEFAカップの決勝を見物に行くなら、こちらも見逃すわけにはいかんわけです。

で、東京-リスボン間は、例によって直行便がないので、出発はダービー前日の、5/14の土曜日。帰国は、決勝の翌日はもう木曜日なので、そのまま金曜日まで居座って、土曜日にリスボン発。
こんな感じで、昨年のラ・コルーニャ詣でで愛用したEX-TOURで適当な便を探すと、ルフトハンザの以下のスケジュールがいい感じ。

5/14 (土)12:10成田発
17:30ミュンヘン着
19:35ミュンヘン発
21:40リスボン着
5/21 (土)09:30リスボン発
13:25ミュンヘン着
15:30ミュンヘン発
5/22 (日)10:00成田着

料金は、航空券が¥140,300で、これに海外諸税が¥12,910と空港施設使用料が¥2,040を加えて、合計¥155,250なり。ちっとも安くねえのな。

リスボンの宿は、昨年徹底的にチェックしまくるハメに陥ったので、もはや完璧。UEFAカップ決勝特需なんてものがない限り(あるのかなあ?)、オフシーズンだし、現地調達で楽勝の予感。1泊平均40ユーロ程度として、7泊なので300ユーロくらいか。

さあ、どーするオレ?

Camera: Sony Handycam DCR-PC100 / Retouched: Yes

Category: ポルトガルの蹴球
Posted 2005年04月16日 00:06

2005年02月09日

Miki Feher ミキ・フェール

Miki Feher - Obrigado por nos teres feito sorrir GAORAが録画放送しているポルトガルリーグの第18節、1月22日にEstádio da Luzで行われたベンフィカとベイラマルの試合を見ていたら、ハーフタイムの観客席に、写真のような横断幕が掲げられているのが映し出されました。一年前、試合中に急死したベンフィカのハンガリー人選手、Miki Fehér ミキ・フェールの一周忌を間近に控え、背番号29を付けて活躍していた彼を追悼するものなのですね。
Obrigado por nos teres feito sorrirは、「微笑をありがとう」という感じなのかしら…。

Category: ポルトガルの蹴球
Posted 2005年02月09日 20:46

Aoaka Style Valid Aoaka