2004年10月05日
ロサリア・デ・カストロ
ロサリア・デ・カストロ Rosalia de Castroさんは19世紀のガリシア文芸の復興期に活躍され、カスティーリャ文芸においてセルバンテスが果たした役割をガリシア文芸において果たしたとされる偉大な方なわけですが、その代表作である詩集「Cantares Gallegos」 (1863) が、ガリシア語研究の第一人者であり、新星堂オーマガトキ版のルアル・ナ・ルブレのリリースなどで訳詞を手がけていらっしゃる、津田塾大学の浅香武和さんによって日本語に翻訳され、「ガリシアのうた」と題され、DTP出版という会社から2002年にリリースされていました (と言っても、社名の通りの「DTP出版」なので一般の書店ではおそらく入手不能な気がします)。
掲載されているのは訳詩のみなのですが、欲を言えばオリジナルのガリシア語のテキストを添えていただければ嬉しかったかなとは思いますが。
また、詩人の桑原真夫さんが書かれた「ロサリア・デ・カストロという詩人」という研究書 (1999) があるそうで (ネット通販は軒並み品切れで、武蔵野三鷹の図書館も所蔵していない)。
桑原真夫さんは、ベルギー出身のシャンソン歌手ジャック・ブレル Jacques Brelさんの、全詩の翻訳を手掛けられ、「ジャック・ブレルという詩人」と題した研究書も書き上げておられるそうな (残念ながら出版には至っておられない模様)。
桑原さんが、なんでまた日本では殆ど知られていない19世紀のガリシアの詩人に注目したのかも気になりますが、ジャック・ブレルさんとなにか接点があるのだろうか?
蛇足ながらこちらのページで、ジャック・ブレルさんについてサクっと知ることができます。
さて、Cantares Gallegos には、J. Torres Creo というひとがメロディーを付けた歌曲が存在する模様。
Aula de Música Tradicional Gomes Mouroというサイトの左サイドメニューを「Mediateca」→「Partituras」と進むと、「"Cantares gallegos" Letra de Rosalia de Castro, musica de J. Torres Creo」というのが出てくるかと思いますが、そのリンクの先に楽譜のスキャン画像が掲載されています (ページ上では音符の確認まで出来るような解像度には思えませんが、貼り付けられている画像は、実際はかなりサイズのデカいものなので、いったんローカルディスクに保存するとバッチリOKです)。
Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月05日 19:03
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