2005年01月12日
人間力
にんげんりょく【人間力】
アテネ五輪代表監督→ジュビロ磐田監督の山本昌邦を揶揄する言葉。アテネでの悲劇を受けてサカオタの間で一気に浸透。
昌邦の典型的な発言パターンは、三光鳥さんちに設置されている、ステキな昌邦マシーンで堪能いただけるわけだが、このとっても胡散臭いフレーズは、もちろん昌邦のオリジナルでも専売特許でもないわけで、では果たしてこのフレーズを開発したのは何処の自己啓発業者か、はたまた宗教団体かと調査を試みたわけだが、結論から言うとよくわかりませぬ。
と言うか、単に昌邦画像を貼りたかっただけのエントリーだったりするので、以下の文章はかなり面白くないよ( ´_ゝ`)
☆☆☆
先ずは三省堂の国語辞書でこの言葉をひいてみる。これは予想通り、該当する言葉がなく、即ちこの言葉は、その筋では真っ当な日本語としては未だ認知されていないようだ。
国会図書館で「人間力」という言葉をタイトルに含む書籍を検索してみると、最も古いものは、太平洋戦争末期の1945年1月という時期の「近代戦と人間力動員」なるものなのだが、リリース時期とタイトルからしてガクブルな内容が想像され、用例があることには注目する必要があるけど、こいつはさすがに、今どきの「人間力」とはニュアンスが違うよな、きっと。
で、これ以降になると、1981年5月に出版された「覇者のことば : ビジネスマン成功法則880 人間力を伸ばす」という書籍まで例がなく、これ以降はコンスタントにリリースがあるので、昨今の「人間力」という言葉は、1980年代初頭に使われ始めたのではないかと推測され、存外昔から存在はしていた言葉らしい。
この言葉が欧米語の翻訳語であると考えた場合、原語として真っ先に思い浮かぶのは英語の「manpower」である。と言うか出処は、かなりの確立でこれだと思うわけだが(´ー`;)
国会図書館で「マンパワー」という言葉をタイトルに含む書籍を検索してみると、最も古いものは1948年5月に出版された「アメリカ合衆國のエネルギーと生産とマン・パワー」という書籍なのだけど、その後は1967年の「創造に生きる人間 : マンパワー時代の人間像」まで例がなく、これ以降はコンスタントに出版が続くので、一般に使われ始めたのはこの頃からなのだろう。
では「人間力」を英語化する場合に「manpower」とされているかと言えば、そういう例は見当たらず、目に付くのは「human power」という言葉。なるほど「manpower」では、「人間力」というより「人力」という趣きなので、「human power」のほうがより適切だべな。一方「humanity」と訳される場合もあるようなのだけど、これは「人間性」てな感じで、人間性は人間力の構成要素ではあるけど全体を言い表すには力不足という感じなのではなかろうか。
全国の青年会議所のとりまとめである社団法人日本青年会議所は毎年、人間力大賞なる胡散臭い名前の賞を発表しているらしい。と言ってもこの名前になったのは2001年からのようで、それまでは「TOYP大賞」という名前だったわけだが(「TOYP」は「The Outstanding Young Persons=ザ・傑出した若者たち」の略らしい。センスの点では「人間力大賞」と大差ないわな)。
で、上の昌邦画像の筆字は2004年のこの賞の題字からパクったというわけですた。
Category: その他の蹴球
Posted 2005年01月12日 15:03
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