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2005年06月15日

ガリシア・フットボールの憂鬱

いったんは決まった筈だったセルタ・デ・ビゴの昇格が取り消しになり、デポルティーボ・ラ・コルーニャとのクラシコ・ガジェゴ※1 の復活に暗雲が垂れ込めている模様。
よりによって、未登録の選手を出場させていた廉で勝ち点を剥奪され、それでも前節で、昇格争いの直接のライバルであるエイバルに、ホームのバライドスで勝利してさえいれば、そこで昇格が決まっていたにも関わらずあえなく敗れ去り、その命運は最終節までもつれこむことになってしまったらしい。「今、知ったよ」と題されたこちらの記事で、今知りますた(遅杉)。
もしセルタがこのまま残留するようなら、近年凋落傾向にあると言わざるを得ないガリシアのフットボール界にとっては大きな痛手なわけで、La Voz de Galiciaは今回の件を、ポンテベドラのセグンダBへの降格決定の報せと併せて、「Día negro para el fútbol gallego(Black day for the Galician football)」という苦々しげな題名で伝えています。

今週末の最終節では、名物会長ピーテルマンの指導の下、ようやくハラヒロミの呪いが解けたらしいアラベスが前節で昇格を決めたため、残り2となった昇格枠を巡って4チームがあいまみえることになりましたとさ。

クラブ
Alavés76+16
Cádiz73+36
Celta73+15
Eibar72+14
Recreativo70+16

セルタの昇格争いのライバルは、前節バライドスの観衆を奈落の底に叩き落したであろう、バスクの曲者エイバル。そして、日本では逢坂剛の小説のおかげで、陰謀とテロとフラメンコの町として無闇に知名度の高いカディスと、スペイン最古のクラブであること(だけ)が自慢の種のレクレアティーボ・デ・ウエルバのアンダルシア勢。
エイバルが昇格してしまうと、セグンダにはバスクのクラブがいなくなってしまうので(来季の昇格組は知らない)、セグンダからバスクの灯を消さないためにも、ここは是非残留いただきたい。また今季のセグンダは、全22クラブ中7クラブがアンダルシア勢で占められるという、なんちゃってリーガ・アンダルシアの様相を呈していたわけだけど、これはこれで面白いので、カディスとレクレアティーボにも残留してもらって、来季のセグンダもアンダルシア勢だらけで頑張っていただきたい。なんてったって移動も楽ちんじゃん。

最終節の組み合わせはこんなん。
いずれも、対戦相手はもはや昇格も降格もない、順位的なモチベーションは低いところばかりなのだけど、セルタに勝ったことで勢いに乗っているであろうエイバルが、カーサで、対戦相手にも恵まれているように思えるのに対して、カーサで負けた相手のフエラに乗り込まなければならないカディスはやや厳しいか?いずれにせよ、18日中に趨勢は決する可能性が大。

ホーム前回アウェイ
6/18Xerez(現7位/アンダルシア)1-0Cádiz(現2位/アンダルシア)
6/18Eibar(現4位/バスク)1-0Racing Ferrol(現15位/ガリシア)
6/18Lleida(現14位/カタルーニャ)0-0Celta(現3位/ガリシア)
6/19Gimnàstic(現8位/カタルーニャ)0-1Recreativo(現5位/アンダルシア)

さてところで、セグンダのその他のガリシア勢はといえば、ポンテベドラは前述の通り1年でセグンダBに舞い戻ることが既に決定。一方、すっかりセグンダが板に付いてきたラシン・デ・フェロルは今季も残留が決定。まあ、いずれも想定の範囲内というヤツですが、これで超ローカルダービーだったセルタとポンテベドラの一戦も今季限りとなっちゃいました。今季ポンテベドラのカーサでは、当時最下位だったポンテベドラが首位だったセルタを3-1で破るという、実にダービーらしい大番狂わせをやらかしてたりするわけで、名残惜しいものであります。

そうそう、コンポステラで出会ったイケメン青年の森亮太くん在籍のスポルティング・ヒホンも残留だね。

蛇足

  1. スペイン語で綴ると「clásico gallego」、ガリシア語だと「clássico galego」。
    こういう微妙なスペルの違いってヤな感じ。

Category: ガリシアの蹴球
Posted 2005年06月15日 00:12

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