2006年04月04日
風が桜の花びらを散らす
風が桜の花びらを散らす
春がそれだけ弱まってくる
ひとひらひとひら舞い落ちるたびに
人は見えない時間に吹かれている
吉野弘「風が」
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている
わたしも あるとき
誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
吉野弘「生命は」
Category: いろんな風景
Posted 2006年04月04日 01:48
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