2006年12月15日
Galicia - Sí, es única
ここにはFlashオブジェクトが表示されます。ここにFlashオブジェクトではなくこのテキストが表示されたままの場合は、以下の原因が考えられます。
- RSSリーダーとかで表示している。
- ウェブブラウザがDOM対応のものではないか、JavaScriptが無効になっている。
- Flashプレイヤーがインストールされていない。
- おいらの手違い。
久しぶりにルアル・ナ・ルブレ Luar na Lubre のウェブサイトが更新され、なにかと思いきや、YouTubeにアップされてる自分たちのビデオへのリンク集というネタで。TVGで放映されたスタジオライブとか、旧作のビデオクリップとか、日本のルブレオタ(推定3人程度)にとっては垂涎の映像が拝めるわけですが、これらはもちろん“オフィシャルに”アップロードされたものなわけはなく。うちらの国なら、アーティスト本人より先にJASRACあたりが、「削除と謝罪と賠償とユーザーの氏名・住所の登録制を要求するニダ」と騒ぎ立てるんだろうなと思ったり。
さて、上のFlashな動画はTurgalicia(ガリシア観光局)が今年の夏に制作したテレビCM集です。
「Tu Gitana」が最初のふたつのもののBGMに採用されているため、ルアル・ナ・ルブレのウェブサイトでも紹介されていますが、いかんせん本家の動画(左のメニューね)を日本から眺めようとすると、ダウンロードにドえらい時間がかかる上に、一部HTMLがクズなのでまともに見れやしない。てなことで、ガリシアへのニッポン人観光客誘致の一助になればという願いをこめて…。
というフリをしてFlashビデオをあれこれいじってみたテスト。
以下はテストのメモ。もはやガリシアとは無関係。
ビデオプレイヤー
ウェブページにビデオを埋め込むなら、コントローラとかないと寂しいし、複数のビデオがあればプレイリストで処理したい。でも、今から自分でプレイヤーを作るのはメンドー。てなことで、フリーソフトを探してみますた。
Flash Media Player 3.1
上に貼り付けてあるのがこれ。作者はオランダのJeroen Wijeringさん。見た目は上の通りで、色味などはカスタマイズ可能。FLVに限らずFlashが対応しているマルチメディアデータの汎用プレイヤー(「Flash Video Player」とか「Flash MP3 Player」とか、各メディアに特化したものが別途に用意されてるけど、基本は同じ)。プレイリストはRSSとXSPFに対応。つまり、MP3の再生に、Podcast用のプレイリストがそのまま使えたりもする筈。
ライセンスはクリエイティブコモンズの「表示 - 非営利 - 継承」(営利目的での利用はライセンス料が発生)。FLAソースが付属しており、改変も可能。
またこれには、SWFのドキュメント埋め込み用に、やはりオランダのBobby van der Sluisさん作のDOMスクリプト、UFO(Unobtrusive Flash Objects=控えめなFlashオブジェクト)がバンドルされていて、上のものもこれを利用してます(必須ではない)。なお、こちらのライセンスはクリエイティブコモンズ版のGNU LGPL。
余談。これでひとつハマったのが、flashvarsのfileパラメータ。これにはFLVまたはプレイリストのパスを指定するのだけど、現在のバージョン3.1では、このパスに(拡張子以外でも)「flv」という文字列が含まれていると、プレイリストを指定してもFLVだと解釈されちゃう模様。つまり、プレイリストのパスが「flv.xml」とか「flv/playlist.xml」とかだとアウト。半日ハマりますたよorz。
MC Media Player 1.06
もうひとつ検討してみたのがこれ。提供はニュージーランドのMediaCollege.comという非営利組織。見た目はこちらを参照。色味などのカスタマイズと、左下のボックスには任意のテキストまたはSWFの表示が可能。プレイリストは独自形式。「フォルダ」によって、グループ分けとエクスプローラ風の折りたたみ表示が可能。各ビデオに対して、ポップアップで表示される説明を加えることもできます。プレイリストに大量のメディアがある場合の操作性には優れているかも。
ライセンスは独自に規定されたもので、対価は不要だけどバックリンクが必要です。また、「legal in your country」ではない利用はダメとのこと(ニッポンのウェブサイトで、無修正の裏ビデオをこれで再生してはいけないということですね)。FLAソースは非公開。
エンコード
Turgaliciaにあるビデオは、1M bps程度(VBR)のWMVか、MPEG1。スクリーンサイズはQVGA。これをFLVに変換し、ついでにビットレートを半分程度に落とす。なお、3ヶあるビデオのうち「Turismo de Salud」は、わずか30秒の間にエンコーダ泣かせのシーンが次々と現れ、エンコードの出来栄えが一目瞭然という、エンコーダの評価には最適な一本だったり。
一般的なFLVコンテナのビデオコーデックは、Sorenson Spark(H.263)と、Flash 8で導入されたより高画質なOn2 VP6で、このうちSorenson Sparkが、FFmpegの開発者に解読され、FFmpeg(libavcodec)やMEncoderなどの(ソレンソン/アドビへのライセンス料を必要としない)フリーソフトウェアで利用できます。FFmpegやMEncoderには色んなGUIフロントエンドがありますが、今回試してみたのは以下。
Riva FLV Encoder 2.0
Riva Producerというオーサリングツールを手掛ける、ドイツのRothenberger GTSが無料で提供している、FLVに特化した簡易なGUIフロントエンド。エンコーダはFFmpegとlameで、選択の余地無し。最低限の設定でそこそこの品質の結果が得られるので、「設定マンドクセー('A`)」という不精なあなたにお勧め。
どこぞでボロクセに書かれてますが、エンコーダ泣かせの「Turismo de Salud」をエンコードしてみた結果は、いや、全然悪くないじゃん。
MediaCoder 0.5.1-r6
上海の黄轶纯(Stanley Huang)さんがSourceForgeで開発を進めているオープンソースソフトウェア。Rivaのものとは真逆の、ありとあらゆるエンコーダをひとつのGUIフロントエンドに詰め込むというアプローチ。動画圧縮のなんたるかを知り尽くし、設定の微調整に快感を覚えるマゾヒスティックなあなたにお勧めです。ちなみに作者曰く。
I must say MediaCoder is not a software fit for everyone. It is best for those who at least knows how to do transcoding via command lines, those who knows the meaning of most of the terms in audio/video field, those who can read (some of) source code of a software and can figure what is a bug and what is a limitation.
で、上のビデオはこれでエンコードしたものを採用してます。参考までに、主な設定は以下。ビデオエンコーダにはMEncoderを採用してますが、同じ設定でFFmpegを採用した場合と比べてみて、こっちのほうが若干良好だったもんで。
Video
- Backend: MEncoder
- Rate Mode: Quality-based
- Quality: 80%
Audio
- Encoder: lame
- Resample: 22050 Hz
- Channel: Mono
- Rate Mode: VBR
- Quality: 3
Category: ウェブ制作, ガリシアのお勉強
Posted 2006年12月15日 21:54
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コメント
はじめまして。
FLASH media playerを使ってFLV配信に挑戦中のものです。まだ日本語の情報が少なく色々あさっているうちにここにたどり着きました。
こちらで使っておられるプレイリスト上のハイライトなどはとても上品なフェードがかかっていて感心してます。どのようになれているのか教えてくださるとうれしいです。あと、プレイリスト上のタイトルでは『Galicia - Sí, es única』が『Galicia - Si, es unica』となっていますがこれはわざとなのでしょうか?西班牙語などはよくわからないのですが、xmlファイルをUTF-8で保存すると日本語なども含めた文字に対応するようです。ウチでもそうしてます。
奥が深くて試行錯誤中ですが、これからもすばらしい情報を提供してください(^^;;
Posted by さっさーさん at 2007/02/19 01:22
プレイリストのフェード効果は、なにか小細工を弄しているわけではなく、3.1ではこれがデフォルトで変更もできませんでした。
しかし現在の3.5では、デフォルトではこの効果はなくなっているのですね。flashvarsで変更できるのではないかと思うのですが、どれがどれだかわかんないや(てゆうか機能増えすぎだ罠w)お役に立てずごめんなさい。
アクセント記号つきのアルファベットは、「Sí es única」のように、文字実体参照で書くのが自分のクセなのですが、文字実体参照ではユーザエージェントによってはサポートされない文字があり、Flashもこうしたアクセント記号つきのアルファベットには対応していないので、メンドーなのでプレインのアルファベットを使っていた次第です。
なおこれらは、直接入力及び数値文字参照ではきちんと表示されるので、現在は数値文字参照に置き換えてあります。
Posted by ucbさん at 2007/02/19 13:08