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2004年10月26日

東横線ジャック2004

東横線ジャック2004 てなことで今年も電車ジャック開催。そして今年も負け。もう来年はやんなくていいよw
つか、これだけ参加者が増えちゃうともはや収集がつかないので、マジでこれが最後の電車ジャックなんだろうな。

3分半の動画

Category: FC東京
Posted 2004年10月26日 18:38

2004年10月22日

マスコット・グランド・ナショナル Mascot Grand National

マスコット・グランド・ナショナル Mascot Grand National 日本では今年の6月に、地上波テレビ番組の企画でNPB12球団マスコットレースというのが行われていたそうですが、スカパーのGAORAでやってる週刊サッカー・ナビという番組(オーストラリアのSportsbrand Media Groupという会社が制作している「The World Game」という番組)で、イングランドのサッカークラブのマスコットによる障害レース、マスコット・グランド・ナショナル Mascot Grand Nationalの模様が紹介されていました。
こちらは今年で第6回目。今年は約60のクラブが参加したそうで、こちらにその模様の動画がありますが、ホンモノの競馬場のコースを走り、ブックメーカーがオッズを発表してたりして、さすがに徹底してます。
ちなみに「グランド・ナショナル」とは、本来はリヴァプール郊外のエイントリー競馬場で行なわれる人気の障害レースのことだそうで。

マスコット・グランド・ナショナル Mascot Grand National 上のリンクの、このレースのレポートを掲載している、こちらのサイトは世界のスポーツクラブのマスコットをかき集めた奇特なサイトで、最初のページにいきなり、プレミアから下部リーグにいたる、イングランドのサッカークラブのマスコットがずらずらと羅列されています。アジアのページでは、Jリーグのマスコットが紹介されています。

Category: その他の蹴球
Posted 2004年10月22日 20:24

テディベア・デー2004

テディベアTシャツ テディベア・デーと言えば2000年の国立(だっけ?)でケータイストラップが当たり、それ以来ニョーボは自分のケータイに欠かさずそれを付け続けていて、今では随分ボロボロになってしまったものの、思えば随分と気に入ってるわけである。
思い返せば、うちのニョーボが東京にはまり込んでいったのはこれが契機だった気がしないでもない。1千円(当時のゴール裏の入場料)でピクニックが出来て、お馬鹿な野次が楽しめて、ついでにサッカーの試合も観れて、ストラップまでもらえていいね、てなわけである。
この頃の国立のゴール裏は、ニワカには想像もつかないだろうが、コアサポはとても少なく、その分洒落た野次やコールが飛び交い、そして彼らが陣取るメイン寄りの一角以外は客もまばらで、天気がいい日にはとても素敵なピクニック会場だったわけだ。

さて、しかしそれ以来テディベア・デーグッズにはとんと無縁で、今年もやっぱりなにも当たらなかったわけだが、昨日MXTV様から荷物が届いた。
もはやボンヂーアだったかホットラインだったかすら覚えちゃいないのだが(スマソ)、どっちかでやってたテディベア・デーのグッズプレゼントにニョーボが応募してたのがアタッチャッタ━━(゚∀゚)゚∀゚)゚∀゚)━━!!!
どうやらうちのニョーボは、テディベア・デーにはとことんツイテルらしい。

ところでこれは先日我が家にやってきたコクーン様のおかげでもある。
我が家の生活パターンではボンヂーアにしてもホットラインにしても生で見れるものではなく、これまではアナログVHSテープしか無かったものだからわざわざ録画することもなかったのだが、コクーン様がやってきてからはしっかり録画して観るようになり、おかげでプレゼントにも応募できたというわけだ。
うん、なんにせよMX様にはサンクスコ。

Category: FC東京
Posted 2004年10月22日 14:12

2004年10月20日

ビセンテ・リスコ Vicente Risco

ビセンテ・リスコ Vicente Risco 以下は、スペインにおける国家と地域 ~ ナショナリズムの相克の第6章「ガリシア主義の歴史 -「ケルトの神話」から急進的社会主義へ-」からの抜粋で、ガリシア主義のバイブルとされる「ガリシア・ナショナリズムの理論 Teoría do nacionalismo galego」を著し、ガリシア・ナショナリズムを代表する思想家とされるビセンテ・リスコ Vicente Riscoさん(1884~1963)の思想の骨格を、この章の著者である中塚次郎さんがまとめられたもの。

ナショナリズムとは、民族が個性の承認を国家に求める運動であり、必ずしも独立を要求しない。ナショナリズムが必要とされるのは、スペイン国家が伝統や文化を奪い、カスティーリャの利害を優先してガリシアを後進地域にしているからである。地域主義とのちがいは、地域主義が政治的自治だけを要求するのに大して、ナショナリズムが総合的な自治(アウトノミア・インテグラル)つまり経済的な発展や文化の創造・精神的再建をもめざす点にある。伝統的文化は過去のものではなく、発展させるべきものである。ナショナリズムは民主主義の運動でもある。集権的国家は諸民族を抑圧する国家形態であり、諸民族を尊重する民主的な連邦制が理想とされねばならない。ナショナリズムは自由抑圧や侵略主義つまり帝国主義とは無縁であり、反帝国主義の立場に立つ考え方である。
ナショナリズムはいまや流行となっているが、民族に関する議論に混乱がある。民族観には意思の理論(テオリア・ダ・ポンターデ)と有機的概念(コンセイト・オルガニコ)の二つがある。意思の理論は、民族を人間集団の意思による政治的共同体とみなすが、誤っている。民族は意思とは無関係な精神的で有機的な存在であり、その根拠は起源としての人種、人種を民族に育てあげる独自の自然にある。「母なる大地(Terra-Nai)」で育まれた民族精神(フォルクスガイスト)は、気質、独自の生活規範、慣習、文化、言葉となって具体的に表われる。
民族をこう考えれば、ガリシア人はカスティーリャと対照的な湿潤温暖な大地に育まれ、それゆえドウロ(ドゥエロ)河以北のポルトガルと共通の民族ということになる。ここにイベリア連邦を結成すべき理由がある。ガリシアの起源はケルトとゲルマンであり、白い肌とブロンドの髪にその特徴が表われる。ケルト人はローマに敗北しケルト語を失ったものの、ガリシア・ポルトガル語という言語をつくりあげた。ローマ人のあと西ゴート王国がやってきたが、ガリシアだけはスウェーヴィ王国のもとで170年にわたる独立を維持した。ガリシア人の人種的特質はこの結果である。のちにカスティーリャの支配を受けても、ガリシア人はその優秀性ゆえに人種的特長を失わなかった。わがガリシア語は、世界で最も美しい詩の言葉であり、中世文学において秀でた役割を果たし、カスティーリャ宮廷の言葉にもなった。その後、カスティーリャ語強制策のもとエリートに捨てられ農民の言葉となったが、このことはガリシア語を貶めるものではない。貧しいが平等な社会を保った農民のあいだでこそ、民族の言葉は維持されたのである。気質について言えば、冷静・勤勉・忍耐そしてサウダーデである。
スペインはガリシア、バスク、カタルーニャ、カスティーリャの四民族で構成される。スペインを豊かにするはずの民族的多様性は、カトリック両王に始まるカスティーリャの支配によって抑圧された。ガリシアは独立性を徐々に縮小されながらも、ガリシア地方評議会が自治的機関として残った。独立が最終的に奪われたのは19世紀であり、その復活をめざしたのがプロビンシアリスモであり、地域主義である。残念ながら、大衆はカスティーリャ優位のイデオロギーのなかで、ガリシア人たることにコンプレックスを感じ、これに呼応しなかった。民族意識を覚醒させるのがエリートの使命であり、エリートはユートピア思想を遍歴したのち、わが大地にこそユートピアがあることを発見した。
歴史の原動力は民族であり、ヨーロッパの歴史はラテン的地中海民族とケルト的大西洋民族の対抗の歴史であった。「ヨーロッパの没落」は、ローマ帝国以来の地中海民族による支配の終焉を意味するにすぎず、これからは抑圧されてきたスコットランド高地、マン島からガリシアに至るケルト系七民族の時代である。ケルト大西洋諸民族復活と再建の象徴がアトランティスであり、サウダーデは失われた大陸への郷愁と信仰なのである。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月20日 21:06

2004年10月08日

ホタテと、ヒオウギと、マドレーヌと、シェル石油

サンティアゴ巡礼路を行くピルグリムの象徴と言えばもちろんホタテなわけですが、ひとくちにホタテと言っても様々な種類があるわけで。
微小貝の貝類図鑑によると、ホタテガイ(帆立貝)とは、二枚貝綱 翼形亜綱 ウグイスガイ目 イタヤガイ超科 イタヤガイ科に属すPatinopecten yessoensisという学名のものだそうで、これは松島湾を原産として東北以北からオホーツク海に分布するものということで、名著「リアスの海辺から」の著者である畠山重篤さんが養殖されているのがこれなわけですね。

ではサンティアゴの「ホタテ」と言われているものはなにかと言うと、その名もズバリ、学名Pecten jacobaeus、英語ではSt. James' Scallop(聖ヤコブのホタテ)というものがあって、これなのかなと。ただし、分布が「地中海、カナリー諸島」となっているので、勝手にそういう名前を付けられただけなのかもしれませんが。

ヒオウギ貝の細工 貝類図鑑のイタヤガイ科には現時点で101種類が登録されていて、カタチや色合いも様々です。
その中でもヒオウギ(緋扇)という種類は、その殻が様々な色に彩られたとても美しいものです。
これはホタテガイとは異なり、本州中部以南や西太平洋という暖かい地域に分布するもので、その美しい殻が工芸品や装飾品に加工され販売されているのですが、えひめ産業振興財団産業情報センターのEコマースサイトでは根付けキーホルダーストラップが販売されています。
こうした色鮮やかなヒオウギの装飾を身に付けサンティアゴ巡礼路を行けば、かなり注目を集めそうですね。ガスサポとしてはできれば青と赤のヒオウギを身に付けたいところですが、赤いヒオウギはあるのですが、青はないだろうなあ。

さて、ところでホタテと言えば、マドレーヌというお菓子はこちらに拠ると「修道院でお菓子をつくる時に使われていた伝統の形で、巡礼のお守りである帆立貝を模した」と言われているらしい。同じページに拠ると「ポーランド王のために召使のマドレーヌ・ポエミが創作し、栄誉を称えられたのが名前の由来」なんだそうな。

シェル石油のロゴ さらに蛇足。シェル石油と言えばホタテを象ったロゴマークで知られているわけですが、Pectenと称されるそのロゴマークは、サンティアゴ巡礼とは関係なく、その母体となったユダヤ人のマーカス・サミュエル Marcus Samuel さんが1833年にロンドンで開業した骨董・装飾品を扱う店が、極東産のエキゾチックな貝殻で作った装飾品の輸入によって大きな利益をあげたことに由来するそうで、こちらに、そのロゴマークの歴史と、デザインの変遷をまとめたPDFがあります。
なおシェル石油の現在のロゴマークは、工業デザインの父と呼ばれるレイモンド・ローウィ Raymond Loewyさんによるものなんだそうで。
この方、タバコの「ピース」のデザイナーでもあるそうで、JTのたばこと塩の博物館で「20世紀デザインの旗手」と題された特別展が開催されてたそうです。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月08日 22:23

2004年10月07日

ガリシアはケルトか?

手っ取り早くガリシアを知りたいなら、武部好伸さんのスペイン「ケルト」紀行がお勧めです。これはケルトマニアの著者が各地のケルト遺跡を訪ねて周るという、○○「ケルト」紀行シリーズの一冊なのですが、このガリシア編では、その歴史や文化のひと通りの紹介にかなりのページが割かれていて、色々な資料を読み漁る手間が省けます (そしてそういう類の書籍が、残念ながら他には存在しないのです)。
ところで肝心のガリシアのケルト遺跡探訪はどうなのかというと、もちろん幾つか訪れるのですが、失礼ながら正直いずれも大したものではなく、確かにかつてここにはケルト人が住んではいたのだということを偲ぶことができる程度のもので、規模も、現代への影響も、ケルトの遺産を受け継ぐと言われる他の地域のものと比較すると寂しいように思えます。
武部さんも書かれていますが、他のケルト諸地域は、程度の差こそあれ、いずれもケルト人の言語が現代にも受け継がれているという共通点がありますが、ガリシアは確かに独自の言語を有しますが、それはケルトの言葉ではなくロマンス諸語のひとつなわけです。
部外者がガリシアで「ケルトらしさ」を強く感じるのは民族音楽の分野だと思いますが、考えてみればそれ以外で他のケルト諸地域と似通ったものを感じる機会は極めて少ないように思われます。いや、そもそも音楽に関しても、現在のケルト諸地域の民族音楽と言われているものは決して古代ケルト人が演奏していたものではないわけです。
さて、果たしてガリシアはホントに「ケルトの遺産を受け継ぐ地」なのでしょうか?

てなことを思っていたら興味深い文章を発見。2003年の3月に、スタッド・ド・フランスで開催されたイベント「La Nuit celtique」を紹介するル・モンド誌の記事のプランクトンによる翻訳で、以下ポイント部分を抜粋。

あるディナーの席でのこと。ガリシア自治州知事のマヌエル・フラガが「ケルト文化の存在」に疑問を唱えた。フラガは、以前フランコ独裁政権の情報観光相を務めた経験をもつ90歳の長老。彼自身もガリシアの北部に位置するヴィラルバの出身。この村は、人気アーティスト"マヌ・チャオ"の父方の故郷でもある。そのマヌエル・フラガが、ブルターニュ地方、ガリシア地方、アイルランド、スコットランド、アストリア地方をひとつのケルト文化と位置づける説に対して「科学的に実証されているわけではない」と言い放ったのだ。
それに対して、ガリシアのヴィゴ出身で、フルートとガイタのミュージシャンであるカルロス・ヌニェスが反論する。「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼に関する全てのことが実証されているというのですか。されていません。でも、素晴らしい神話ではないですか!」
歴史的根拠から言えば、1131年にサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指したエメリック・ピコーの巡礼の方が、ガリシア地方のケルト文化説に比べて、より信憑性を持つのは確かであろう。しかし、ラモン・チャオ(マヌの父で、ジャーナリスト)は語る。
「ケルト文化の類似性は否定できない。伝説にしても、信仰にしても、料理にしても、それにもちろんバグパイプの存在。確かに、科学的には証明されていない。でも美しい話じゃないか。私が自分をケルト民族だと感じるのは、美しいかどうかの基準に拠っているね」

ガリシア州知事の発言としてはかなり問題あるかと思われますが(どういう文脈で語られたのかはわかりませんが、この人物の経歴を考えればあり得ない発言ではないw)、「科学的」という点では、フラガの発言は至極正当なもので、カルロス・ヌニェスやラモン・チャオの反論は歩が悪いわけです。

ガリシアにおけるケルト云々は、ガリシア主義が生まれ育っていく過程で、スペインの他地域との差別化を図る上で強調されていった要素なのであろうと思われます。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月07日 23:09

スペインにおける国家と地域 ~ ナショナリズムの相克

リーガ・エスパニョーラに興味を持ったサカオタは、FCバルセロナはカタルーニャ・ナショナリズムの旗艦であり、カスティーリャ中央政権の象徴であるレアル・マドリーとの一戦は、その代理戦争なのだと教えられます。
スペインからの分離・独立の動きが盛んなバスク地方のクラブ、アスレティック・ビルバオは、バスク人による純血主義を貫いており、スペインの他の地域出身の選手を採用しないのだと教えられます。
あるいは、リーガ・エスパニョーラの隆盛と比較してスペイン代表チームが好成績を残せないのは、スペインは地域的、民族的な多様性を抱える特殊な国家であるため代表チームとしてまとまることが困難なのだと教えられます。
しかしデポルティーボ・ラ・コルーニャを始めとしたガリシアのクラブについて、バルサやビルバオと同様のハナシを耳にすることは殆どありません。それに地域主義やナショナリズムが存在するのは決してスペインだけに限ったことではありません。

ガリシアに興味を持ったときに最初に浮かんだ疑問のひとつは、カタルーニャやバスクと同様に独自の言語を有し自治権を獲得している地域でありながら、これらの地域と異なり民族の独立が高らかに謳われているわけではないのは何故なのだろうということです。
フェロルの出身であるフランコが、ガリシアを含むカスティーリャ以外のあらゆるナショナリズムを弾圧しカスティーリャ語以外の言語の使用を禁じたのはなぜなのか。そのフランコ政権の要人であったマヌエル・フラガ Manuel Fraga のような人物が、未だにガリシアで力を持っているのは何故なのか。
こうしたことを理解するためには、ガリシア及びスペイン全体の政治的な歴史と思想を辿る必要があるわけですが、スペインにおける国家と地域 ~ ナショナリズムの相克という書籍はこの需要に応えてくれる貴重なものです。
編者のひとり立石博高さんのウェッブサイトにはしがきがが掲載されていますので、そちらで概要は理解できるかと思います。カタルーニャやバスクを個別に論じた書籍は幾つかありますが、ここではこれらの両地域とガリシアに加えて、独自の言語を持たないアンダルシアの、それぞれの地域主義やナショナリズムが詳説されており、それらの地域、そしてスペインという国家を理解する上で大きな助けとなってくれます。
全てのリーガオタは必読。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月07日 22:37

蝶の舌 ¿Qué me quieres, amor?

ホセ・ルイス・クエルダ José Luis Cuerda さんが監督した映画蝶の舌が公開されたことで、ラ・コルーニャ出身で、現代ガリシア文芸の革命児と言われるマヌエル・リバス Manuel Rivas さんの原作小説「¿Qué me quieres, amor?」が邦訳されているわけですが、ガリシアオタにはなかなか興味深い点が幾つもあり、立教大学でラテンアメリカ文学を研究されている訳者の野谷文昭さんによる解説も勉強になる点が多々あります。

この書籍は、その装丁も素敵で、映画と共通の「蝶の舌」とういタイトルロゴの「の」の部分が、デザインとして随所に、さりげなくあしらわれています。
渦巻き状にデザインされたこの「の」は、おそらく蝶の舌をイメージしたものなのでしょうが、ガリシアが舞台ということでケルトの紋様としての渦巻き espiral が否応でも連想されます。このデザインが意図的だったのかはわかりませんが、意図的だったとしたら、デザイナーさん、グッジョブですね。ちなみに本国スペインやアメリカ合衆国 (こちらは「Butterfly」という味気ない題名) のタイトルロゴはごくフツーのデザインです。
もしかして意図的なのかと思えるのはこちらに書いたGallaeciaというフォントの、「G」の文字を時計回りに90度回転させると、このタイトルロゴの「の」にそっくりになるのです。正確には微妙に違っているので単なる偶然かもしれませんが、敢えて変形させたということも考えられます。ガリシア風フォントを変形してひらがなにしてしまい、そして蝶の舌にも見え、かつガリシアのひとびとの精神的拠り所であるケルトの紋様にも見えるようなデザインを作っていたのだとしたら、これは大したものです。
そして、そのデザインを効果的に利用した書籍の装丁も、とても素敵です。

さて、こちらのページにこの邦訳本の素敵な書評が掲載されているのですが、このサイトには、こうした書評の他にも素晴らしいコンテンツが満載です (個人的お気に入りはボサノヴァ日本語化計画というコーナー)。
こちらでも触れられている、デポルティーボを応援する親子のハナシ「ミスターとアイアン・メイデン El Míster & Iron Maiden」のタイトルであるEl Místerは、「スーペル・デポル」を創り上げたアルセニオ・イグレシアス Arsenio Iglesias Pardo 監督のことだと思われますが、デポルオタの皆さまいかがでしょう?

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月07日 21:49

ガリシア風フォント

ガリシア風フォント ガリシア風フォントなるものを発見。
ひとつは「Gallaecia」、もうひとつは「Castelao」 (フォント名は「Nova Outubro」) という名前で、フリーウェアとして供された模様で、幾つかのサイトでダウンロードできるようになっています。例えばこことか。これらはウィンドウズ用のフォントですが、TTConverterなどで形式を変換すればマッキントッシュでも利用できます。

なんかこの辺に紹介記事らしきものがあるのですが、ガリシア語なのでさっぱりわからない (笑)
Gallaeciaの作者は、「初のガリシア語コミックウェッブサイト」と謳った@meixa Comicsというウェッブサイトをやってらっしゃった漫画家の Alberto Varela Ferreiro さんという方のようですが、いかんせんサイト自体はとうに更新を停止しているようで、フォント自体のダウンロードも、なにやらメールくれ、みたいな感じになってます。
Castelaoの方は多分こちらのサイトの方が作者のようですが、これまた更新がとうに停止されている模様なので、そもそもなんのサイトで、どういう方なのかよくわからない。

いずれにせよ両方とも素敵なフォントで、特にGallaeciaの「G」とCastelaoの「@」が、ケルトの紋様を想起させる渦巻きになっていて、ガリシアオタには堪りません。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月07日 17:55

2004年10月06日

にぎやかな森 El bosque animado

映画蝶の舌を監督したホセ・ルイス・クエルダ José Luis Cuerda さんは、以前にもガリシアを舞台にした「にぎやかな森 El bosque animado」という映画を監督しているのですが、これは1943年に出版されたベンセスラオ・フェルナンデス・フローレス Wenceslao Fernández Flórez さんの同題の小説が原作となっています。フェルナンデス・フローレスさん (1885~1964) はラ・コルーニャ出身の、20世紀初頭に人気を博した小説家で、1950年にはラ・コルーニャ市から名誉市民の称号を授与され、ラ・コルーニャ市内には彼の名前を冠した通りもあります。

さて本題は、その小説が2001年に再び、今度はCGアニメーションで映画化されていたという話題。
フェルナンデス・フローレスさんの小説も、いずれの映画も未見なのでなんとも言えませんが、クエルダさんの映画はおそらく原作のかなり自由な翻案ではあろうと想像され、CGアニメーションの方が原作に沿ったものなのではと思われます。もっとも映画の公式サイトにある予告編を見る限り、よくありがちなガキンチョ向け作品のようなのですが、長編「七つの柱」や「スペイン幻想小説傑作集」に収められた短編「暗闇」といった、邦訳されているフェルナンデス・フローレスさんの作品の極めて幻想的な物語とは、随分と雰囲気が異なるので、ホントに忠実な映像化であるのかは怪しい気もしますが。
いずれにせよ、ガリシアを理解するキーワードのひとつは森であり、この物語でも森が重要な役割を果たしているようなので、これは是非とも見てみたいものです (本国ではDVDがブエナ・ビスタよりリリースされています)。
この物語の森は、セセブレ Cecebre のフラガ fraga にあるとされています。フラガは広葉樹の混交林を指すガリシア語のようで、最も有名なフラガはFragas do Eumeだそうでございます。

この映画の謳い文句は「スペイン初の全編CGアニメーション」 ということで、国内ではゴヤ賞を受賞するなど高い評価を得ているようです。アメリカ合衆国では「The Living Forest」または「The Animated Forest」というタイトルで、映画祭などには出品されているようですが、劇場公開はされていないようです。なおこの作品は、最終的に「千と千尋の神隠し」が受賞した第75回アカデミー賞最優秀長編アニメ映画部門の選考対象となった17作品のひとつだったそうです。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月06日 14:57

2004年10月05日

ロサリア・デ・カストロ

ロサリア・デ・カストロ Rosalia de Castroさんは19世紀のガリシア文芸の復興期に活躍され、カスティーリャ文芸においてセルバンテスが果たした役割をガリシア文芸において果たしたとされる偉大な方なわけですが、その代表作である詩集「Cantares Gallegos」 (1863) が、ガリシア語研究の第一人者であり、新星堂オーマガトキ版のルアル・ナ・ルブレのリリースなどで訳詞を手がけていらっしゃる、津田塾大学の浅香武和さんによって日本語に翻訳され、「ガリシアのうた」と題され、DTP出版という会社から2002年にリリースされていました (と言っても、社名の通りの「DTP出版」なので一般の書店ではおそらく入手不能な気がします)。
掲載されているのは訳詩のみなのですが、欲を言えばオリジナルのガリシア語のテキストを添えていただければ嬉しかったかなとは思いますが。

また、詩人の桑原真夫さんが書かれた「ロサリア・デ・カストロという詩人」という研究書 (1999) があるそうで (ネット通販は軒並み品切れで、武蔵野三鷹の図書館も所蔵していない)。
桑原真夫さんは、ベルギー出身のシャンソン歌手ジャック・ブレル Jacques Brelさんの、全詩の翻訳を手掛けられ、「ジャック・ブレルという詩人」と題した研究書も書き上げておられるそうな (残念ながら出版には至っておられない模様)。
桑原さんが、なんでまた日本では殆ど知られていない19世紀のガリシアの詩人に注目したのかも気になりますが、ジャック・ブレルさんとなにか接点があるのだろうか?
蛇足ながらこちらのページで、ジャック・ブレルさんについてサクっと知ることができます。

Cantares Gallegos さて、Cantares Gallegos には、J. Torres Creo というひとがメロディーを付けた歌曲が存在する模様。
Aula de Música Tradicional Gomes Mouroというサイトの左サイドメニューを「Mediateca」→「Partituras」と進むと、「"Cantares gallegos" Letra de Rosalia de Castro, musica de J. Torres Creo」というのが出てくるかと思いますが、そのリンクの先に楽譜のスキャン画像が掲載されています (ページ上では音符の確認まで出来るような解像度には思えませんが、貼り付けられている画像は、実際はかなりサイズのデカいものなので、いったんローカルディスクに保存するとバッチリOKです)。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月05日 19:03

風笛

カミロ・ホセ・セラ Camilo José Celaさんは1989年度のノーベル文学賞を受賞したカスティーリャ文学界の重鎮ですが、この方ラ・コルーニャ県とポンテベドラ県の境にあるPadrón市のIría Flaviaという町の出身の、バリバリのガリシア人だったりします。
で、1983年にリリースされた小説「二人の死者のためのマズルカ Mazurca para dos muertos」は、セラさんの故郷が舞台なのですが、中京大学でスペイン近現代文学を研究されている有本紀明さんによる日本語訳の冒頭には「ガイタ」とルビのふられた「風笛」という言葉が登場します。

ガイタ 大辞林で「バグパイプ」をひくと「ヨーロッパの民族楽器。皮袋に数本の音管をつけ、皮袋にためた空気を押し出しながら奏するリード式の吹奏楽器。スコットランドのものが有名。風笛。袋笛。バッグパイプ」と出ています。なるほど、訳語としてはアリなのですね。
しかし「風笛」という言葉は、木製やら土製やらの、縦笛だとかオカリナだとかいった類の簡素な構造の笛をつい想像してしまいます。
ロマンチックなフレーズなのはいいのですが、ガイタという楽器を知らないひとや、風笛がバグパイプの訳語のひとつであると知らないひとはかなりいる筈で、ガイタの訳語として使う場合には注釈が必要でしょうね。

Category: ガリシアのお勉強
Posted 2004年10月05日 15:09

2004年10月03日

名古屋遠征

名古屋遠征 10/2(土)エスティマにのっけってもらって名古屋に行ってみゃーりますた。
エスティマは快適ですが、乗りっぱはツライです。
足柄SAにはバスツアーのバスが止まってますた。
エスタディオ・デ・トヨタはとっても素敵なスタジアムですた。屋根とか展望レストランとか味スタにも欲しいです。

Category: FC東京, その他のスタジアム
Posted 2004年10月03日 00:00

Aoaka Style Valid Aoaka